本当にある「腐るお金」

お金の設計事務所・創現舎(そうげんしゃ)眞田 茂樹です。

世の中にある ほとんどのもの、
食べ物、家、自動車、建物・・・・は
時間と共に その価値を失って(=腐って)いきます。

しかし、「腐らないもの」もいくつかあります。

その数少ないものの1つが「お金」。

1万円は10年後も1万円、20年後も1万円です。

ところが、世界には「腐るお金」というものがあります。

代表的なのはドイツのキームガウという地方で流通している「キームガウア」

この通貨は特殊な設計がされていて、
3か月ごとに価値が2%づつ減っていく、という通貨です。

そうなると、この通貨を持った人はどうするか・・。

そう、価値が減ってしまう前に、早く使おうとします。

そして、景気の良し悪しは、お金の回るスピードで決まります。

結果、キームガウアはユーロの3倍の速度で流通し、
キームガウ地方の景気は良くなりました

因みに↓は我が町、静岡県裾野市のプレミアム商品券。

(更に、因みに・・印刷されているのは裾野市のゆるキャラ「すそのん」。
 裾野市民で知らない人はいないが、裾野市を1歩出ると誰も知らない超・地域密着キャラ(笑))

もう過ぎてしまいましたが、有効期限は令和2年10月31日まで。

これも、有効期限を1日でも過ぎれば価値が0になる、
「腐るお金」と言えます。
当然、目的は「地域経済の活性化」です。

ここで私が言いたいのは
「お金を回して、景気を良くしましょう」
・・ということではありません。

「皆さんのもっている現金は本当に腐らないんですか?」
・・ということです。

先ほど、お金は「腐らないもの」と書きましたが、
これは半分 正解で、半分間違っています。

確かに今の1万円は10年後も1万円ですが、
「インフレ」(=物価があがること)によって、
今1万円で買えるモノが、10年後には1万円で買えなくなっています。

つまり、お金の価値は下がっていく(=腐っていく)ものなのです。

キームガウアや裾野市プレミアム商品券よりも、はるかに消費期限は長いですが、
それでも、ゆっくり、確実に現金は「腐って」いきます。

では、腐らせないためにはどうすればいいのか。

1つは現金よりも、もっと消費期限が長いものに換えておくこと
代表的なものは「金(ゴールド)」です。
世界中の金(ゴールド)を集めても25mプール3杯分の量しかないため、
希少価値がある=価値が下がらない、からです。
世界のお金持ちは、ゴールドの まばゆい光が好きでゴールドを持っているのではありません。
「価値を腐らせない」ために持っているのです。

もう1つの方法は、インフレと同じペースで、
(あるいは それ以上のペースで)
お金を増やすこと。

私の推奨する「インデックス投資」なんかが代表的なものです

皆さんも10年後、20年後に使うための資産を
「現金を保管する」のではなく
「価値を保管する」をされてはいかがでしょうか。

「価値を保管する方法」セミナーで詳しくお伝えしています。
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