毎月分配型ファンドの罠

お金の設計事務所創現舎(そうげんしゃ)
100年ライフサポーターの眞田 茂樹です。

投資相談をされるお客様より、
「毎月分配型の投資信託をやってますが、今後どうですか?」
と質問を受けることがあります。

毎月分配型投資信託(ファンド)・・
投資した資産の利益等の一部を、
毎月お小遣いのように分配金として配当してくれる投資信託で、
今でも根強い人気があります。

実際、私も毎月分配型のファンドに投資して、
毎月のお小遣いの足しにしていました。

ただ、長期で見た場合、このファンドは
絶対手を出してはいけない投資信託の1つです。

毎月の分配金を なんとなく
「利益の一部を分配してくれている」
・・と思っている方が多いですが、
大間違いです。

実際は、ファンドの利益を全て分配して、
それでも足りなくなった場合は
我々が投資している元本から、その分配金は支払われます。

そして、それを受け取ることは、まさに
「自分の足を自分で食べているようなもの」
・・なのです。

更に、投資によって「資産を増やす」観点からみると、
その醍醐味である「複利」の力が全く働きません。

複利とは金利に金利が付く、
つまり、雪だるま式に資産が増えていく仕組みのことです。

毎月分配とはその雪だるまの「核」を抜いてしまうことです。
雪だるまは できません・・・。

複利の働かない毎月分配型の投資信託を買う、ということは
エンジンの ついていない自動車を買うようなものなのです。

また、
「毎月分配されている配当金を更に投資に廻しています。」
・・という方がおられます。
一見、複利を働かせているように見えますが・・

これも間違いです。

毎月受け取る分配金は税金(20.315%)が引かれた後のお金です。
受け取った配当金を投資に廻すということは
わざわざ払う必要のない税金を払って、投資を続けていくことです。

それであれば毎月分配型ではなく、
普通のインデックスファンドに投資するべきです。

現に今年のコロナショックによって
ほぼ全ての銘柄が暴落しましたが、
12/20現在 多くのインデックスファンドは値を戻し、
さらに標準価格は騰がり続けています。

ところが、毎月分配型ファンドの多くは
暴落したまま、が現状です・・。

そんなわけで、毎月分配型ファンドは
絶対に手を出してはいけないファンドです。

ただ・・・
全てのケースにおいて悪いわけではありません。

例えば、仕事を辞めた後、
資産を切り崩しながら生活をする・・・
そんなケースにおいては、
資産を切り崩すペースを緩める効果があります。

そんな時期がきたら、検討してみる・・
・・・で十分です。

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