お金って貯めなきゃダメなの?

こんにちは。
「お金の設計事務所 創現舎」眞田茂樹です。

不定期でお届けする「由紀の疑問」シリーズ。
「主婦代表」の妻・由紀の疑問に、愛をもって(?)やさしく・わかりやすく解説します。

この質問、もう20回くらい言われてるね・・・。
今回は うまく答えられそうです。

答えから言うと
「お金は貯めなきゃダメです。でも、貯めすぎると もったいないです。」

「お金」とは そもそも何でしょうか?

私は「お金」とは「氷」のようなものだ、と考えます。

氷は温度によって、水になったり、水蒸気になったりします。
でも、「氷」であるときのみ 手で掴めて、持ち運びができて、腐らせることなく保管ができます。

「お金」は欲しいもの(=満足感)や、旅行に行ったり美味しいものを食べに行くこと(=やりたいこと)や、生活していくためのもの(=安心感)に変えられます。
しかし、満足感や、やりたいこと、安心感は手で運べたり、保管しておくことができません。

だから、そういういものを「お金」という便利なものに一旦 変えて(凍らせて)、とりあえず とっておく、つまり「貯めておく」ということです。

だから「貯めすぎ」は将来の満足感や、やりたいことを凍らせたままにしておくこと・・・もったいないです。

じゃあ、「いくら貯めればいいのか?」・・・
 私は生活費の6か月分、と考えます。
数年後に確実に出ていくお金(家の頭金とか、子供の入学費とか)を除いて、です。

毎月、生活費に30万円かかっている家は、30万円×6か月=180万円、40万円の家であれば240万円です。

なぜか?

人生、先のことはわかりません。
明日、御主人の会社が倒産するかもしれませんし、奥さんが病気で入院してしまうかもしれません。

しかし、そうなったときでも、6か月あれば 御主人は次の仕事先を見つけられるでしょうし、奥さんは病気を治すことができるかもしれません。
その6か月分の貯金は、その間の「時間」に変えるためのものです。

もう1つ、「もったいない」という理由を。

「氷」は、ほっておけば 溶けて どんどん少なくなっていきます。

実は「お金=現金」も ほっておけば「インフレ」によって、どんどん目減りしていきます。(詳しいことは後日。)
だから、6か月分を残して、どんどん使って、別のものに変えていかないと、もったいないんです!

私のおススメのお金の変え方を1つ。

お金は「ずっと使うモノ」に変えても いつかは壊れてしまうし、「やりたいコト」も それが終わってしまえば終わりです。(思い出として残るかもしれませんが。)

壊れもしないし、終わってなくなることもないもの・・・「自分の力」です。

力・・筋肉、という意味ではなく「能力」ということです。

例えば、あなたが「英語が喋れるようになりたい」と考え、お金を英会話教室の授業料、という形で「英語を喋れる能力」に変えたとします。
その能力は あなたの中で壊れることも、なくなることもありません。

また、私は「ファイナンシャルプランナーとしてみんなに『お金』に興味をもってもらいたい!」と思い、勉強のための「本代」「セミナー代」「資格取得費」というかたちでお金を「自分の知識」に変えましたが、これも私の中で壊れることも、なくなることもありません。

そして、「英語を喋れる能力」や「自分の知識」は、それを使うことによって「将来のお金」になります。
そのお金をまた、欲しいものや やりたいことや 自分の能力に変えていく・・・。

こうして。お金も自分の能力も どんどん増えていくんじゃないでしょうか。

たぶん、こういうこと。
お金は生活費6か月分を貯めたら、どんどん自己投資に使うべし!

以上、「お金の設計事務所 創現舎(そうげんしゃ)」眞田 茂樹でした。

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