「お金を増やす仕組み」を作ることはわかった。
では具体的に何から始めればいいのか?
実際の作業では私があなたから現在の家計をヒアリングし、現状を把握します。
そのうえで あなたのポテンシャルから「収入を上げる仕組み」を作り、支出の無駄を削って「支出を下げる仕組み」を作り・・・
と、一応の「仕組み」を作ることはできます。
あなたの人生を飛行機に例えれば、とりあえず「飛ばす」ことができる状態です。
そして行先は「今よりはお金の不安のない生活」です。
しかし!!!
あなたが望む仕組み(あと、言わせてもらえば私が作りたい仕組み)は これではありません!!
「仕組み」は家計の数だけ、人の数だけある、と前項でお伝えしましたが、
その中には「効率的な仕組み」と「効率的でない仕組み」というものがあります。
あなたが作りたいのは「効率的な=お金が効率的に増える」仕組みのはずです!
その仕組みを作るにはどうしたらいいのでしょう?
それは、「具体的」で「鮮明」な目標を持つことです。
前出の「一応の仕組み」は、飛行機で例えれば、「プロペラ機で何となく暖かそうな南の方へ行く」というような仕組みです。

しかし、目的地と時間がはっきりしている、
例えば「ボストンローガン国際空港に6時間後に着陸する」ということであれば、
「ステルス戦闘機で、8000リットルの燃料を積んで、ホノルル経由で飛ぶ」という「具体的で効率的な手段」を講じることができるわけです。

この「具体的で効率的な手段」=「効率的な仕組み」となるわけです。
ですから、「効率的な仕組み」を作るためには
「今より裕福になりたい」「老後の心配をしたくない」といったものではなく、
「老後は夫婦で年3回旅行へ行って、そのうちの1回は海外に行く」とか
「子供を1年間イギリスへ留学させる」といった、
具体的で鮮明な目標があった方が「効率的な仕組み」を作ることができるわけです。
・・・とはいえ、なかなか ここまで具体的な目標を持たれていない方がほとんどです。
でも、安心してください!
仕組み作りの第1歩は前出のとおりヒアリングによる現状把握となりますが、
私はこれを元に「ライフプラン」を作成します。
「ライフプラン」とは簡単に言えば「将来のお金の設計図」です。
そして将来のお金の増減をイメージと数字で見ることができるため、
「この時期は将来に向けて これだけ節約した方がいいんじゃないか」とか
「ここで 余裕があるから海外旅行に行けるな」とか
「このペースでいけば子供が都内の私立大学へ行っても生活は大丈夫だな。じゃあ来年に気になっている車が買えるな・・。」
・・・といったように、どんどん将来のイメージが沸いてきます。
そして、そのイメージはだんだん「具体的で鮮明な目標」となります。
そしてそれは「効率的な仕組み」を作るための大切な材料となります。
「具体的で鮮明な目標」のない方、ライフプランの作成から始めましょう!