突然ですが…
子供の成長に合わせて使わなくなるモノってありますよね。

ベビーベッド、車のチャイルドシート、小学校のランドセル…
その時は必要だけど、いずれ必ず「使わなくなる」モノです。

そう考えると、あなたがこれから建てようとしている家はどうでしょう?
いずれ「使わなくなる」部屋ってないですか??

それが「子供部屋」です。

子供の大学進学、就職、結婚…かなり高い確率で、今「必要な」子供部屋は将来「使わなくなる」部屋になります。
ランドセルやチャイルドシートは、せいぜい数万円…使わなくなれば処分すればいいですが、子供部屋はそうはいきません。

2021年‥戸建て住宅の平均の坪単価は65.3万円/坪だそうです。
そうなると、子供部屋2部屋分の建設費は約425万円

例えばローン返済期間35年のうち、
子供部屋を使う期間が15年、
子供部屋を使わなくなる期間が20年とすると、
20年間 使わなくなった子供部屋に支払うローンは243万円(!)になります。

これは もったいない…。

では、どうすればいいのでしょうか?

以前、ご夫婦の共通の趣味が映画鑑賞、というお客様がおられました。
そこで、何年後かに空き部屋になる子供部屋を、自宅で映画を楽しむ「シアタールーム」にしようということになりました。

設計段階から、思いっきり大音量で映画を楽しめるように床・壁・天井・建具を防音仕様とし、
大画面用のモニタ配線や5.1サラウンドのスピーカや照明の配線も新築工事中に施しました。

この「将来のシアタールーム」かかった追加の費用は80万円

でも、新築時に80万円の費用をかけることで、「子供部屋」は将来「シアタールーム」に進化します。

結果、使わない子供部屋に払う「ムダな支払い」243万円を、80万円の追加費用で「将来の楽しみ」に変えることができました。

こんなふうに設計段階で「将来設計」をすることで、「進化する家」を建てることができます。

そして、この先のムダな出費である「マイナス」を
将来の楽しみ「プラス」に変えることができます。

この例の他にも、「間取りの工夫」や「収納の作り方」といった「もうひと工夫」で将来のムダな支出を抑える方法はたくさんあります。

「快適な家」「居心地の良い家」に加えて、「ムダな支出を抑える家」も設計に取り入れてみてはいかがでしょうか?

明日は
【増やす家】~「家に払う」から「家で増やす」
…をお伝えします。
お楽しみに!!