アラフィフ・貯金ゼロ。まだ間に合う!「老後資金 蓄財術」

お金の設計事務所・創現舎(そうげんしゃ)眞田 茂樹です。

金融広報中央委員会によるとアラフィフ世代の平均貯蓄額は1574万円、
中央値は1000万円なのだそうです。

その一方、貯金「0」の世帯は約30%(!)
つまり、3世帯に1世帯が貯金ゼロ・・・ということになります。

では、その世帯は老後、生活保護に頼るしかないんでしょうか・・?

いやいや、まだ間に合います。
今日はその方法のお話をしたいと思います。

まず、老後の生活にいくらかかるのか、です。

世帯によっても違いますが、老後生活に必要なお金は夫婦で1か月あたり27万円と言われています。

そして、サラリーマン世帯が支給される年金の平均年金支給額は1か月に22万円。

その差額27万円ー22万円=5万円に65歳からの残りの寿命年数をかければいいわけです。

現在の日本人の平均寿命は約85歳なので85-65=20年間、ということになります。
よって老後に必要なお金は5万円×12か月×20年=1200万円ということになります。

ただ、ここで落とし穴があります。

「平均寿命」とは現在の日本人の平均寿命です。

そして、平均寿命は延び続けています。
アラフィフ世代が老人になる頃には、なんと2人に1人が100歳をこえるのだそうです(!)

そうなると計算が変わってきます。

老後期間は100-65=35年になるので、
5万円×12か月×35年=2100万円(!)

これが少し前に日本中で大騒ぎになった「老後2000万円問題」の算定根拠です。

65歳までに2100万円・・・
仮に今、あなたが50歳だとすると1か月あたり11万6666円づつ貯めていかなければなりません

正直、かなり高いハードルですよね。

そこで老後蓄財術・その1
「老後期間を短くして、貯蓄期間を長くする」 です。

定年退職後、仮に何らかの仕事で5年間(70歳まで)働く、とします。

すると、必要な老後資金は
(27万円ー22万円)×12か月×30年=1800万円、
1か月あたり7万5000円づつ貯めれば、間に合うことになります。

(老後期間が短くなって、貯蓄期間が長くなったので)

更に10年間(75歳まで)働くと・・
(27万円ー22万円)×12か月×25年=1500万円、
1か月あたり5万円づつ貯めるだけで済みます!

ただ、ここで1つ問題が・・。

はたして70歳、75歳まで働けるのか、ということです。

おそらく、今あなたが会社でやっている仕事では無理です。

なぜなら、その仕事は会社という組織があってこそ、の仕事だからです。
そして、あと15年後に、今の会社があなたを必要としている保証はありません・・。

よって、70歳、75歳まで働く、ということは、定年退職した後に働く、とうことです。

そして、「自分の力」でお金を稼がなければならない、のです。

当然、そんなことがすぐにはできません。

なので、65歳の定年退職までの15年間で、その準備をしましょう、ということです。

今の段階で勉強を始める、副業として とりあえず始めてみる・・。
準備期間は15年あるので、あせる必要はありません。
でも、すぐに始めた方がいいと思います。

もう1つ、老後蓄財術・その2
「投資によって効率的に増やす」です。

先ほどの例で70歳まで働く場合、1カ月の貯蓄額は7万5000円です。

これでも、なかなか難しい金額ですよね。

ところが、これを投資で効率よく増やす方法があります。

だた、この投資はギャンブルのような投資ではダメです。

大事な老後資金、最優先は老後まで「減らさないこと」、そして「確実に増やすこと」です。

そして、15年間、正しい方法で投資をすれば、年間6%程度の利益を見込むことができます。
そうなれば、1カ月の貯蓄額(ここでは投資額)は3万8958円で済みます!

そんな「正しい」投資方法、わかりやすくお話します。
詳しくはこちらから。

前出の定年退職後の仕事の話。

お客様からプロとして対価を得られるようになるためには、その仕事に10,000時間かければ大丈夫、と言われています。

65歳までの15年間、1週間で約12時間かければ10,000時間になります。

週末の2日間、「自分の能力の貯蓄」始めてみてはいかがでしょうか。

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